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“帰鷲茶席” 唇で伝世を感じる 

先日の「緑陰幽草 花時に勝れり」を思い浮かべた
木村茶道美術館 (新潟県柏崎)は

門のある入口から
ちょっとした山の上に建つ美術館まで
庵の傍を通り、橋を渡り…
木漏れ日のなか散策しながら向かう。

王 安石の漢詩そのままの
美しい庭園(特に秋の紅葉)も有名なのだけれど
一服1,000円の呈茶席も有名で

茶道具はガラス越しに見るものではなく
 手に取り、使うものである


という木村重義翁の心を、そのままに受け継ぎ
      ▲彼の蒐集したものを収蔵・展示

展示するだけではなく、実際に室礼えて
五感で楽しめる茶席なのです (^-^)



先日のお席は “帰鷲茶席

門前の立て札を見て ???
「“帰鷲”ってどういう意味なのでしょう?
いまの季節の言葉なのでしょうか?」

先生に訊ねてみるけれど解からぬまま
呈茶席を楽しみに美術館へと足を進め、早速茶室へ。


この日の主茶碗…
実は13年前に盗難にあったのだとか (x _ x;

それが昨秋、遠く離れた会津若松で
仏像など文化財の窃盗で逮捕された犯人の自供により
偶然に発見され、このたび美術館へ帰ってきた

その茶碗の銘が 「

そして茶杓は櫂先が幅広く男性的な 瀬田掃部
茶器は溜塗に黒漆で漢詩が書かれた宗哲作の中次

いずれも茶碗と共に盗まれたお道具なのだそうι

そしてお床には
」茶碗が木村重義翁に蒐集される以前に
これを所持していた地元の画家村山哲斎の画賛

よくぞ無事に…「」茶碗の帰還を祝い喜ぶ
茶碗のための取り合わせでした (^-^)



■主茶碗 奥高麗 銘 鷲

  奥高麗(おくごうらい)とは桃山時代に
  朝鮮の陶工を日本へ連れてきて、唐津で作らせた物
  いわゆる古唐津に入るのだけれど
  高麗物の特徴をしっかりと取り入れている。
.....................................

」は底の深い熊川(こもがい)に近い形

手の小さな私には、運び出しで持つことも
ちょっと厳しいくらいに大振りで
鉄分の多い唐津の土だけあって、ずしりと重い (^_^;

また土の粒子が細かいようで底、高台にも
ちりめん皺(唐津の特徴のひとつ)は見られなかった。



■替茶碗 無地刷毛目 銘 夢

  刷毛目とは白い粉引の泥を
  チャポンと浸けるのではなく、刷毛でさっと塗りかけ
  その勢いのある筆の跡が見所となっている。

  その中で、陶工が丁寧に塗ったために
  筆跡が残らなかった物を無地刷毛目と呼ぶ。
.....................................

」もその特徴をしっかりと持っていて
白泥が帯状に均一に塗られていた。

口の反り返りが大きく、厚めに掛けられたガラス釉が
一部ビードロの様になっているところも面白い (^-^)

最後に口縁を指でそっと挟んでみたところ
結構な厚みが…反り具合といい
これはちと飲み難いのでは?と思ったけれど

せっかく見て、触れられる茶席なので♪

そっと口を当てて確かめてみたところ
あまりにもすっと何の違和感もなく納まり、驚いた。

慌てて「」にも口付けて確かめてみたところ
」とは異なるけれど、やはり違和感がない。


 あぁ! 伝世のものはやっぱりすごい!!


“良いお茶碗” として何百年もの間
可愛がられ、大切に伝えられているものは
ただ見た目が良いだけではなく
由緒正しいだけでなく、価値あるだけでもなく

使い良い”からなのだ。


身を以って感じた瞬間でした (*^-^*)


ありがとうございます(*^-^*)← ポチッと宜しくお願いします!




◆ブログ内関連
 ・緑陰幽草 花時に勝れり
 ・新潟県中越沖地震



木村茶道美術館 “帰鷲茶席”は六月末まで。
機会がありましたらぜひ見て、触れて、感じてください。

木村美術館“帰鷲茶席”の会記木村美術館の案内
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