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“引首印” は軸の序曲 

以前、前置きが長くなり
先送りとなった茶談議のことを (^ ^ゞ


が陶芸を志したとき、同時に
「いい作品を作る人は必ず、箱書きも素晴らしい」
ことに気付き
在学~修行中もずっと書道を習っていたのだそう。

同門には若かりし頃の
釜師 大西清右衛門さんもいらっしゃったとか。


ところが、上達することが目的で始めたはずが
素晴らしい師と出逢い、いつしか ただ書くだけでなく
先人の書に対する美意識や古典文学など
奥深い世界に魅せられて…

あまりに楽しく 「いや~、今日は書道の日だから」
と 待ち望んだ妻の出産よりも、稽古を採り
義父を怒らせてしまったくらい夢中だったとか。

愛妻家で子煩悩な 今の彼からは、想像もつかない話(笑)

私もいつか家庭を持ったときに
「茶をとるか、家庭をとるか」 と問われたら…
真剣に悩むかもしれない (^_^;


その後、話は “茶の愉しみ” へと移り
いかに愉しむかは自分次第」 という考えを
互いに持っていることが判り

それぞれ語るうちに ふと、先の書道の話を思い出し
日頃から気になっていたことをポツリと訊いてみたところ
教えて頂いたのが、今日の軸のお話。
(また前置きが長くなってしまい すみませんι)



軸を拝見するときに、作品の下方の印(落款)は
書を認めた人、絵を描いた人の
名前や号 というのは解かるのだけれど

一行物など書の右上に チョンと捺してある印
(正しくは、右肩というのだそう)
あれは何の為に捺してあるのか… と訊ねたところ

あ~ “インシュイン” ね! と。


この印は、ただ無造作に捺してある訳ではなく
字と余白…空間のバランスを見て
最も美しい位置に、と考えられているのだそう。

そして高僧ともなると
まずこの “インシュイン” を捺してから
筆を手に取り、書を認め、署名、落款(らっかん)と
一連の流れで行うのだとか。

文字を認めた後からバランスを見るのではなく
白紙の紙を見た瞬間から、それぞれ最高の位置を捉え
また思い描いたその通りに筆を進められるなんて…

並々ならぬ修練の賜物ですね。


ちなみに書家の先生方は、文字を認めてから印だそう。
求めるものや目指すところの違いかしら。


聞き慣れない言葉に
漢字でどう書くのかと訊けば “引首印” と。

そして 「大学」 「中庸」 「論語」 など
中国の古典文学に出典する言葉が刻まれており
後に続く書の語句、主役を引き出すためのものだそう。

言わば 軸の序曲。 


ということは…その “引首印” を見て
「あ! 〇〇の中の △△△」 と解かれば
その〇〇を編纂した人物や時代、思想をよく学んでいれば
その印を選び、捺した人の意図を汲むことができれば

認められた書も、より深く味わうことができる。


一幅の軸、その “引首印” から
波紋のように広がっていく その愉しみを
得ることができるか、できないかも “自分次第


以前、お家元の名前が 「大学」 から由来していると聞き
いつかは学びたい、とは思っていたけれども
今の自分の頭では絶対に付いていけないだろうと (^_^;

けれども目の前にある “引首印” の愉しみを
自分が至らないために 見す見す逃がすのは惜しい。
なんだか先日のペルセウス座流星群のようι


何を、何処まで知っているかで決まる “愉しみ”
せっかくなら存分に味わいたい。

その為には、先生の仰る通り
幅広く、そして深く…たくさんのことを学ばなければ。



ありがとうございます(*^-^*)← ポチッと宜しくお願いしますw



◆ブログ内関連
 ・刷毛目平+水無月(京の風習 夏越の祓え)
 ・ペルセウス座流星群 星見の宴
 ・名工、匠の技に惚れ惚れ♪
 ・青は藍より出でて藍より青し
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コメント

ミカ 様

いつもありがとうございます (*^-^*)

そうですね~。
お茶に限らず、“学ぶ”ことに終わりは無く
生きている限り続くのでしょうね。

地上の枝葉と同様に
人目につかぬ地下の根っこも広く、深く伸ばしながら…


自分で「もういいの」と諦めてしまったら、それが終わり。

でも学ぶことを止めてしまったら…
その場で留まることは無く、きっと後退するばかりι


疲れたときには ちょっと一休みして。

何でもいいし、ほんの少しずつでもいい
終わりを決めずに
歩みを止めずに生きたいなぁと思います。



年を重ねても、何かを学び続けてらっしゃる方は
皆様、素敵でキラキラ輝いてるから☆

私もそんなお婆ちゃんになりたいなぁ (^ ^*ゞ

学び

「何を、何処まで知っているかで決まる “愉しみ”
せっかくなら存分に味わいたい。 」―とてもよく、分かりますv-22

知れば知るほど、学びたいことってどんどん増えていくものですよねv-21
つぎつぎに枝葉は伸びていくし、幹はぐんぐんたくましくなっていきます。
終わりはないのかなぁ、と。

だから、わたしはいつでも“初心者”でいたいんです。
まっすぐ上だけを見ていたいんですe-75

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