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ネットオークションで買うリスク 

7年ぐらい前から始めたネットオークション。

初めの頃は、洋服やLP・CD、古本など
生活用品を主に取り引きしていたのだけれど

ある日、茶道具を検索してみたところ
前に古美術店で買い逃がしてしまったのと 同じ香合が。
以来、年に何点か茶道具を落札するように (^ ^ゞ


そんな中…
先日、落札した菓子鉢が輸送中に破損。


正直なところ 郵便局の紛失・破損は時折あるのだけれどι
某大手で、また茶道具では初めてのこと。
あらためてネットオークションのリスクを痛感しています。



その菓子鉢は九谷の作家さんのもの。

白磁に色絵付けを施した一般的な九谷ではなく
玳玻天目などで文様を描くときに用いる技法を得意とし
それを応用した独自の作風が魅力。

お稽古や茶会などで
先生が用いられる香合や茶碗などを拝見し

母が若い頃に、先生に連れられて工房を訪れたときの話や
これから という時に
若くして亡くなられた話など、聞き知るうちに

いつか出逢いがあったら…と憧れていた作家さんだけに
検索で見つけた時は本当に嬉しく、到着を心待ちに (^-^*)


出品者様の心遣いで、2日後には手元へ。

荷物を受け取りダンボール箱を開けて 木箱を取り出し
紐を解いて、蓋を取り、共布をはらり…

写真で見ていた以上に落ち着いた色合いで
暗く渋い黄土色、そこに より暗い色で早蕨が3本。

あぁ素敵♪

鼓動が高鳴るのを感じながら手を伸ばし
そっと持ち上げた瞬間…
蕨が崩れ落ち、底からはチャリチャリと音が。


何が起こったのが解からず、放心状態


「どうしたん?」 と家族の声に我にかえり
少し浮かせた菓子鉢をゆっくりと下ろし、手を離して深呼吸。

「とにかく配送業者に連絡しなければ」

それまでの胸の高鳴りが、動揺へと変わり
受話器を取る手が、番号を押す手が震え
担当女性にどう話したのか、よく覚えていないほど。

一旦、荷物を引き取りに来るとのことで
箱の蓋を戻し、紐を軽く結わえて待つこと数分。


荷物を届けてくれた配達員が、受け取りに。

「割れてました? 梱包が悪いからねぇ」

笑顔で発するその言葉にも呆れたけれど
渡した荷物を、まるで蕎麦屋の配達のように左手に乗せ
走り去っていく姿にも愕然と。

いつもなら一言、言うところなのだけれど
この時は、あまりの事態に頭が真っ白になってしまって。




オークションで写真を見てから
早春の茶会、どんなお道具を取り合わせよう。

お軸は 「春来自生草」 がいいかしら?

茶入はいつもの唐津肩衝、薄茶の棗は遠山蒔絵のものを。
茶杓は 「春宵」 「曙」 悩むなぁ…

そういえば 「君がため 春の野に出て 若菜摘む...」
百人一首の画賛色紙があったわ! それを待合に掛けよう。


肝心なお菓子は…御菓子司 彩雲堂若草
地元の御菓子司の下萌えや、シンプルに鶯餅もいいかも。

思いきって 先生をお招きしよう!
作家さんを偲んで、喜んで頂けるかもしれない。
そしたら茶杓 「胡蝶」 や 「夢」 もいいな。


あれこれと思いを巡らせ 待ち望んでいた菓子鉢。


補償がどうこうなんかより
ひとつの作品を、この世から失ってしまったことに
心 苦しくてたまらない。

まだ手にしないうちから 皮算用していた私も私だけれど
気持ちが落ち着くほどに襲い来る絶望感。

現実を直視するのが怖くて
結局、箱から取り出すことなく引き渡してしまい
どれほどの破損状態なのか未確認なのだけれど

少々の欠けや割れなら気にしない。

金継ぎで直せる程度ならば、直し
お客様には出せなくても自宅でひっそりと愉しみたい。


でも あのチャリチャリという音から、恐らくは
腰から高台にかけて細かく粉砕しているのではと…


年月とお金をかけて
腕の良い職人に頼めば、復元可能かもしれないけれど
いまの私にはそんな力など無く


使うことも、愛でることも
また自らの手で捨てることも出来ない。

どうしたらよいのか…


落札したのが私でなければ、傷つくことなく
他の人のもとで愛されたかもしれない。

ずぶずぶと落ち込んでゆく私を見て

菓子鉢が戻ってきてみないと 始まらないのだから
それから考えればいいじゃない。
と 家族は引き上げようとしてくれるのだけれど

考えずには居られなくて…

何かをしているときは、気も紛れていいけれど
手を止めたとき、湯船に浸かったとき、寝床に入ったとき
ふと思い出し また落ちていってしまう。


初めてのことで、業者からの連絡も未だ無く
あの菓子鉢が手元に帰ってくるのかも分からない状態。


そして今宵も眠れぬ夜を過ごす。




ありがとうございます(*^-^*)← ポチッと宜しくお願いします♪



◆ブログ内関連
 ・ネットオークションで買うリスク 2
 ・ネットオークションで買うリスク 3
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コメント

ちょっと長文です (^ ^ゞ

薄雪草 様、こんばんは。
コメントありがとうございます (^-^)

事故後、連休もあって明けてから連絡が来るのか
それとも代替のきかない物のため
どのように対応するか検討中なのかもしれないと…

とりあえず今日まで待ってみたのですが
それでも、何の連絡も無かったので
先ほど業者に問い合わせの電話をしてみました。


そしたら何と
「発送元に返送して交渉を進めている」と。


出品者様からは

事故の当日、業者から電話連絡があり
「ふたつと無い物のため受取人と交渉して欲しい。
との旨を、業者に伝えたので
後はそちらで金銭的な補償交渉になるだろう」

と連絡を受けていましたので…驚きました。


こちらは業者から
その補償交渉のための連絡があるものとばかり思い
待っていたのですが (u_u;

一体、何の為に菓子鉢を返送したのだろうか
理解も納得もできなくて。


業者の担当者にそう伝えると
発送元の営業所に問い合わせてみないと
進行状況は判りかねますので
後日、連絡いたしますとしか返答が無くてι



発送元が贈り物として受取人に送ったのなら
その対応も理解できるのですが

受取人が購入した商品だった場合
荷物は発送元ではなく、受取人の物であって
受取人と補償交渉するべきなのではないか

またそれ(返送し交渉中)ならそうと
電話一本あってもいいと思うのですが…

事故処理にしても、電話にしても
あまりの対応の悪さに憤りを覚えます。


発送元までの返送中
そして、その後こちらに再び戻ってくるとしたら
その輸送の間に一層、砕けてしまうのではと…
菓子鉢のことが心配で居たたまれません (ノ_<)



ネットオークション
悪質な出品者(業者さん)が多いですよね。

いかにも…といったものや
怪しげなにおいがプンプンするようなものも
言葉巧みな説明とサクラ入札で 高額になっているのを
時折、見かけます。


薄雪草様のように陶印の違いなど
きちんとした知識を身につけてらっしゃる方
その窯元の名前ではなく
作品そのものを愛し、ちゃんと見極められる方
案外、少ないのかもしれません。

そこに付け込む人も、人 ですが (^_^;)

焼物はとくに…自分自身、確かであると
判る物にしか手を出さないようにしています。

また値の張る物や、ここぞという時の物は
ネットオークションではちょっとι

寸法が記してあっても、詳しい写真があっても
そのものが持つ雰囲気や印象で随分違うものですし
やはり実際に見て、手で触れて選びたい (^-^*)

なので落札するのは普段使いのものを中心に
素敵♪と思う蒔絵のものや
面白いなぁと思う意匠の漆器がほとんどなんです。



今回の菓子鉢、天目とはちょっと違って…

昔々、中国で造られていた玳玻天目という茶碗には
鳳凰や鸞、鹿、花、吉祥文など
様々な文様のあるものが見られるのですが

形成した茶碗に、まずは黒い釉薬を掛け
そこに好みの文様に切り抜いた型紙を貼り付けて
上から色のある釉薬を掛けたあと、型紙をそっと取り除く…と

▲この文様を施す手法が得意だったのだそうです (^-^)


細かい文様ほど 釉を掛けるときに型紙が剥がれやすく
焼成時の窯の温度が低く、釉が溶けないと美しい景色が表われず
温度が高く釉が溶け過ぎると、文様が流れて消えてしまう…

簡単そうにみえて、これがなかなか難しいのだそう。

おはようございます!

えーっ!

落ち込みますねー
その気持ちよーく分かります!
天目の菓子鉢.....
業者に連絡したほうがいいですよ!

それと
ネットオークションでよく見るのですが
窯作を本人作と堂々と出しているのを
よく見かけます....陶印が違うのに....



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