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初めての能楽堂 音の立体感 

この間、初めて
能楽堂で観世流の能を観てきました。


先日の記事にも記していました
習っている流派(観世)のみで催す秋季大会があり
いつもは茶と重なり、失礼するばかりだったのですが (^_^;

あの合同大会で空気の変わる瞬間を感じた
紅葉狩舞囃子の先生が
今回は、装束を召してシテ(主役)をなさると伺い

「これは何がなんでも駆けつけなければ!」
と能の始まる時間ギリギリに入場 ι

本当は舞台間近で堪能したかったのだけれど
途中入場で席を探すのも忍びなく、目付柱が気になるけれど
空いていた中正面席の後方右端に。


曲目は 『清経

源平の戦いで失望し
平家の前途を儚んで入水した平清経清盛の孫)

その遺髪を、家臣が妻へ届けるところから始まり
涙する妻の枕許に清経が亡霊となって現われるお話で
修羅物” と呼ばれる
戦の死後(仏教の修羅道)の苦しみを見せる曲。

なのだけれど…女性である妻(ツレ)の目線で見ると
悲恋の曲のように思います。


「生きるときも、死ぬときも」 と
永久の契りを交わしたはずなのに、夫はひとりで入水。

妻として、女性として受け入れられないは当然。
と思うのは私だけでしょうか…ι

遺髪を届けられたところで、夫への愛しさよりも
愛を信じてもらえなかった裏切られた思いが先に立ち
家臣に返す気持ちがよく解かります (u_u;

「何故だ」 と夫が亡霊となって現われたなら
妻の方から 「何故よ」 と訊き返したい。

本編でもちゃんと、妻が
その想いを伝えているところが偉いと言うか
怨み、辛み、本音を言い合えるほど
心底想い合っていた夫婦なんだなぁと思います。


そして互いに託ち、すれ違う想いに嘆き
袂を濡らしながら入水するに至った経緯や死後の有様を
妻に見せ、清経は成仏する。



これまでは会館に設けられた特設舞台でしか観たことがなく
能楽堂のちゃんとした舞台で見る能は、初めて (^ ^ゞ

舞台が始まり、まず感じたのは音の立体感。


能面を着けていると、声がくぐもってしまって
観る者にはよく聞こえないし
演じる方は大変だなぁと ずっと思っていたのですが

今回、後ろから数えて2~3列目の席で観ていたのに
こちらを向いたときに、声が真っ直ぐに向かって来て
まるで目の前で謡っているかのよう。

また横を向いたときには、広がるように伝わって来て…
能楽堂って、能舞台ってすごい!


そう言えば…舎中の初謡、能楽堂の舞台で謡ったときに
自分の発した声が消えていく感覚が不思議で
それがまた不安でたまらなかったことを思い出しました。

すべて客席へ向かうように造られているのですね (^-^*)
目には見えない建築の巧みに感激☆


でも、これまで舎中の方や
会員のほかの皆様の舞台では、そう感じなかったのは…

やはり私達のような素人ではなく
職分の、あの先生だったからこそ なのだろうか?
それとも能面の造りが影響しているのだろうか?


いつものことながら
あれこれと分析してしまうのが悪い癖 (;^_^A

どちらにしても感激一入だったことに変わりなく
本当に素晴らしい舞台でした。


装束のことなど、まだまだ認めたいことがたくさんあり
長~くなりそうですので…続きはまた後日に。


ありがとうございます(*^-^*)← ポチッと宜しくお願いします♪



余談ですが…
この能『清経』、ひとりでも多くの男性に観て欲しい。

近年、増加する一途の男性の自殺。

ひとり取り残される妻のこと、家族のことを考えて欲しい。
清経のように、死んでしまってからでは遅過ぎる。

ひとりで生きるのが辛いなら、ふたりで生きればいい (^-^)



◆ブログ内関連
 ・能楽鑑賞 舞台ひとつで変わる印象
 ・隔たりを越えて 十派?十色の能楽
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コメント

comichiko 様

コメントありがとうございます♪

そうですね…成仏することで消え失せてしまい
もう二度と言葉を交わすことも、逢うことも出来ないと思うと
ちょっぴり寂しいようにも思いますが (>_<)


篝能!! 屋外の揺らめく松明の許なんて…
きっと一層、幽玄な雰囲気で素敵でしょうね☆

こちらでも昔は、城址公園やお寺の境内などで
実際に松明を焚いて行われていたそうなのですが
今は天候に左右されるからと、会館ばかりで (;^_^A

能楽堂の音響は本当に素晴らしくオススメですが
comichiko様の屋外+篝火にも惹かれます♪


ポチ、も ありがとうございます (^ ^*ゞ
comichiko様のブログもポチ、ポチ応援してますw

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このコメントは管理人のみ閲覧できます

修羅道か……

清経が成仏することで、
きっとその妻も救われたのではないでしょうか。

お能は篝能しか観た事がなかったのですが
能楽堂、行ってみたくなりました。
屋外の舞台はとても気持ちいいけれど
能楽堂の音響のお話、とても魅力的です。


今日も応援、ポチ♪

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